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秋の日本

アメリカは感謝祭で秋休み。家族が集まって日本のお正月みたいなムードになり、七面鳥などご馳走を食べてのんびりします。仕事も休みモードになるので学校の休みを利用して日本へ行ってきました。

北陸新幹線「かがやき」で金沢へ旅行。
白江龍三設計のアメリカの雑誌「トラベル・レジャー」のWeb版で「世界で最も美しい駅」第6位に選ばれた金沢駅。
伝統芸能に使われる「鼓」をイメージしたそうですが、近くからだけ見てるとわかりません。
ちょっとテンセグリティを思い出しました。
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11月23日、雪吊りの作業もほぼ終わり、紅葉が色づき始めた秋の兼六園にも行きました。
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松の下の方の枝を放射線状に吊る「りんご吊り」。雪の重さで枝が折れないようにしています。これもテンセグリティのモデルみたい!
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東京では日本科学未来館へ。
iPS細胞やES細胞、脳について、分子のレベルで診断する未来の医療、人間の生活空間で活動することを想定してつくられたヒューマノイドの「ASIMOくん」などを見てから「歩様意図行動モデルに基づいた人物行動解析と心を写す情報環境の構築」プロジェクトの技術を使った歩き方を撮影し、シルエットを分析する「アルクダケ」をやってみました。
息子、実年齢16歳が結果26歳。私、実年齢○○歳が結果27歳でした。なぜか母が19歳。
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ボウエンで歩き方を見て解析するのは、年齢ではなくて、どこに負担がかかっていて、その原因がどこからくるかですね。
体に起こる変化を分子レベルで見ることができるようになったら、ボウエンも、もっとその効果を科学的に証明できるようになるでしょう。

あっという間の1週間。帰国前日は実家の近くでボルダリングジムに挑戦。
課題の難易度によって、スタートするホールド(つかまるカラフルな石みたいなもの)が決まってきて、難易度が低いものは、足をどこに置いてもOK。難しくなると足の置き場も指定されます。ゴールのホールドを両手で持つと課題終了。壁の傾斜度で体にかかる重力がすごく変わるのにもビックリ。
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登る前に、どのホールドを使ってゴールに達するか、使えるホールドの位置を観察してゴールに至るまでの順番や到達方法を読むのが大切。
これも、痛みや動きの制限の原因となる箇所に影響を与えるために、どこからどういう順序で進めていくかのが最善かを考えるボウエンみたいと思いました。







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くるみと骨

北カリフォルニアではくるみの収穫の季節です。
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私が住んでいる地域は、1880年頃から、洋梨とくるみ(プルーンやブドウ)の産地でした。
くるみは、1年に一度、木を揺すって実を落として、それを拾うだけです。より、美味しい栄養価が高い実をたくさん収穫するためには、1年に一度枝切りをしたり、夏は水をやったりする人もいますが、基本的に木の寿命がくるまでは一年364日放置プレイでもいけないことはない。
なので、農家も農家でない人も土地があれば、とりあえずくるみを植えておこう、という感じだったのではないでしょうか?そのくるみ林も、最近はナパのワインブームが押してきて、ぶどうに変わりつつありますが・・・

くるみには良質のビタミンE、オメガ3脂肪酸、銅、マンガン、モリデブン、ビオチンなどのミネラルが含まれていることから、心循環系、糖尿病2型、抗がん作用、抗炎症作用があり、メタボの防止にもなると最近、くるみの栄養価が見直されています。

このくるみ、木になっている時には緑の鶏卵よりも小さいボールのような実です。それが秋になるとかわいて茶色になってきて、中からあの硬い殻に入ったくるみがポツポツと落ちてきます。
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この緑の厚い皮を手で剥くと、硬い殻との間の油で手が真っ黒になります。最初に年はそれを知らずに木になっている実まで取って向いて、数週間手が黒くなりました。これは石鹸でいくら洗っても落ちません。
あまりに汚いので会う人に「病気じゃないからね」などと言っていましたが、地元の人は皆
「くるみのことを知らない新米がくるみで手を真っ黒にしている」とわかっていて「ああ、くるみ触ったでしょ」と言ってくれてました。
2年目からはそんなことをせず、一斉に緑の皮がかわいて中が落ちてくるのを待って、そして、もうすぐ落ちそうなものを一斉に落として手袋をつけて拾いました。
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クルミの抗炎症栄養素は骨の健康をサポートするために特別な役割を果たし得ます。最近の研究では、クルミに大量に含まれる1型コラーゲン( NTxの)のN-テロペプチドが血中濃度を低下させることが示されています。これらのコラーゲン成分は、骨代謝回転を良くし、クルミの摂取に応答して、ミネラルの損失を防ぎ、よい良い骨の安定性に貢献することがわかってきています。
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くるみと骨、といえば、カラダの中にはクルミの形をした骨があります。
篩骨と呼ばれる前頭頭蓋の奥、鼻の奥にある骨です。
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くるみは脳みその形をしているから頭にいい、という話を見たことがありますが、こうしてみると大きさも形も篩骨にそっくりですね。
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ヘルスフェア 馬編

(*解剖など苦手な人は写真があるので見ないでください)

先日、Petalumaの Circle Oak Equine という馬のリハビリテーション施設で行われた馬のためのヘルスショーに行ってきました。
会場には、いくつかのセクションがあって、同時進行でいくつかのレクチャー、展示、ラボなどが行われていました。
「下肢のヒーリングの成功率を改善する」「新生児の比較:馬とヒト」「歩行異常の診断」など獣医によるレクチャーがある中、私は、「サドルのフィティングの仕方」「エアウェイスコープ:気道のアセスメントの未来」「馬の鍼」などのレクチャーや実演を見ました。

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(写真は、馬の下肢に圧を加え、歩行の状態を再現することにより、各腱の動きを触って確かめることができるマシンです。それぞれの腱の機能が手にとるようにわかりました。)

馬は、常に姿勢を正すことを騎手に要求され、カラダの構造を常に矯正、調整しています。そして、その繰り返されるムーブを馬のカラダが学習しています。その繰り返しが何度にもわたると、そこでファシアが「ロックイン」される。例えば、いつも右回りに走っている馬は、右側の脚が収縮気味になり、左側が右側に比べて伸張する。そこからそれぞれの脚の運動の質も脚の長さもかわってくる。そして、その結果、骨格もそれに合わせて適応する。これはヒトも同じ。
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また、何かにぶつかったり、炎症を起こしたり、腱を痛めたりした場合、ファシアは故障の箇所を保護するために、その周辺にファシアの層を増やしていきます。そうすると、そこの部分の流動性は減少し、粘着性を増していきます。
そうなった脚の部分を解剖し、観察するとかなり厚い層が出来ていました。そして、皮膚の上から触っても、硬くなっていることがわかります。中は他の部分と比べて水分が少なく乾いた感じになっていました。
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傷の部分だけでなく、その影響がかなり広範囲にわたっているのもわかります。

鍼の実演では、曲がる時に多裂筋(multifidus)に滞りがあって、コアからの動きの発動がうまくいっていなくて、四肢の動きがカラダの中心からきていない馬をみました。このままでは、脚にかかる負担が大きく、いつか下肢の支障を起こしてしまうでしょう。
Dr. Kerry Ridgwayによる、鍼がどうして効果があるかの説明は、簡単に言うと「テセングリティによって、カラダは全て繋がっているので、カラダのどの部分からでも、別のどの部分へ、ある程度の影響は与えることはできる。ファシアは鍼によってとても到達しやすいものである。」
C1、C2そして腰筋に制限がある馬に鍼をうちます。けれども、鍼は首や腰の付近にはうちません。もっと離れた場所、胸や脚の先の方です。まず1本打って、その効果を調べると、すでにC1、C2は緩んでいます。あと2本で、腰筋の癒着も解消しました。
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(馬に筋肉などの絵を描いたのは、私の馬のマッサージの先生、Debranne Pattilloです)

サドルフィッティングについては、馬の重心を考えることや、サドルの構造を知ることによって、馬の肩の動きを制限しない、左右のバランスがとれた鞍を使うこと、そのチェックの仕方などでした。
レクチャーのあと、実際にいくつかの鞍での見方を教えていただき、鞍の構造も中身まで見せてもらえてよかったです。

また、エアウェイスコープについては、競馬馬でよくあるノド鳴りなども、これでかなり分析、解明できるのではないでしょうか?

日本にもボウエン・セラピスト誕生

2015年、10月、ついにボウエン・テクニックの基礎教習課程を修了して日本で施術するボウエンのセラピストが誕生しました!
三本菅章郎さんと、島田欽司さんのお二人です。

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お二人とも柔道整復師で、三本菅さんは腱引きの賢人施術師でもあり、島田さんはパーカッションバイブレーターを用いたDynamic fascial release(動的筋膜リリース)などの施術もされています。
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私がAmerican Bowen Academyのモジュール7を修了して施術を始めた時には、今のアセスメントのスキルも、どうしてこのテクニックをこの時にするのか、ということもよくわからないヒヨコでした。
そのあと、モジュール12まで取り、さらに Deep Anatomy(深層解剖学)やエゴスキューに基づいたアセスメントのメソッド、Baby and Pregnancy Bowen (赤ちゃんと妊婦のためのボウエン)などをやっても、疑問はつきず、どうしてこれはこうなんでしょう?と説明すると
「トム・ボウエンがそう言ったから」
という答えが返ってくるだけで釈然としないままやっていました。

そのあとに、それまでクリニックでの施術が忙しくクラスで指導したことがなかったRomney Smeeton先生のテクニックを習うことができ、やっとのことで、アセスメントの理由、何を目安とするのか、ここをこうするには、そこは触ってはいけないこと、などがわかってきました。

当時のモジュール7修了後の自分と、Smeeton先生から得た知識、技術も入れたテキストブックでボウエン・テクニックを修了されたお二人との違いを例えると、ひよこと鶏ぐらいの差があります。

というわけで、こじつけてますが、最後のクラスのランチは美味しい親子丼でお祝いしました(笑)
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三本菅さんは福島県いわき市にて、島田さんは山梨県中央市にてオフィスを構えておられhttp://http://tensegrity-bodytuning.com/aboutお二人とも東京にも出張されます。

ボウエン・テクニックを体験してみたい方、施術を受けたい方は、お二人にお問い合わせください。

次期セラピストも、来年には修了する予定です。
Profile

Bowen Japan

Author:Bowen Japan
日本人初のボウエン・テクニックのインストラクター。American Bowen Academyにて、マスタークラス修了後、ABAのアソシエイト・インストラクターとしてカリフォルニア州と東京、千葉でクラスを指導のち、Romney Smeeton氏に師事する。現在は、カリフォルニアと日本で施術しつつ、日本でのセラピスト育成のためにBowen School Japan®にてクラスを開催している。

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