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ケーススタディ

今日は、『A Textbook of Bowen Technique』(現在和訳中)の著者、Graham Penningtonが紹介していた失調型脳性麻痺の16歳の女性のケースについて抜粋紹介したいと思います。
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この女性は、脳性麻痺を患っていましたが、歩様が徐々に悪化し、片足がかなり長くなってしまったので、母親にクリニックに連れてこられました。
アセスメントの結果、右脚が左脚よりも5センチも(!)短いことがわかりましたが、頸部回転のテストでは左右の脚の長さがそろいました。尾てい骨に痛みがないかを確認し、後半、頸部に施術しましたが、いくつか問題がみられる中、もっとも顕著だったのは、主要な緊張感が右側の外側翼突筋の上部に起因していることでした。
彼女はかなり遠くに住んでいて、次に来るまでにはしばらく間があるので、今回の施術でこの緊張感をできる限りリリースするため、かなり深いところにムーブを施しました。緊張がリリースしたのが確認できたので、彼女に立って歩きまわってもらったところ、見てわかるくらい歩様が改善されました。
そして脚の長さをもう一度確認すると左右同じで、膝で曲げても、首を回してもそろったままでした。

8ヶ月後、この女性が2回目の治療に戻ってきました。この間ずっと、脚の長さはそろったままで歩様も良好でしたが、何よりも大きな変化は、脳性麻痺特有の不随意運動やぎくしゃくした動きがなくなったことでした。過去1ヶ月それが再び少し戻ってきたので、2回目の治療に来たということでした。
アセスメントの結果、右脚が5ミリほど短く、頸部の回転によってこれはそろいました。翼突筋に緊張は全くなく今回の主要な問題は胸鎖乳突筋でした。これをリリースすることによって左右の違いが改善されました。
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トム・ボウエンは脳性麻痺などの障害を持つ人たちのための特別なクリニックで継続的に治療を行っていました。ボウエン氏は多くの人々の症状を改善し、人生の質を向上させる手助けをしました。これから私たちも、ボウエン・テクニックへの理解を深め、テクニックが硬膜や頭蓋構造へ与える影響を理解して、このような問題を持つ人たちを手助けしていきましょう。

* ボウエン・スクール・ジャパンで学ばれている方たちには、具体的にどのような施術をしたのかの説明をグループページでしていきます。

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Profile

Bowen Japan

Author:Bowen Japan
日本人初のボウエン・テクニックのインストラクター。American Bowen Academyにて、マスタークラス修了後、ABAのアソシエイト・インストラクターとしてカリフォルニア州と東京、千葉でクラスを指導のち、Romney Smeeton氏に師事する。現在は、カリフォルニアと日本で施術しつつ、日本でのセラピスト育成のためにBowen School Japan®にてクラスを開催している。

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