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書籍紹介:Healing Hands 〜 Unsung voices anthology

今までに、ボウエン・テクニックに関する本は何冊も出版されてきていますが、かなり前に出版された本の中には、テクニックに関しても間違えだらけのものや、疑問がある本もあります。

今年の4月、トム・ボウエンの生誕100年を記念して出版された Shirley Strachan の『Healing Hands』は、トム・ボウエンを直接知っていた人たちへのインタビューで構成されています。

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著者の Shirley は、2009年にボウエン・テクニックのトレーニングを受けている時、ボウエン・テクニックの教育の中で、トム・ボウエンの手技に関する歴史的考察が欠けていることが気になり、いつかトムの患者たちに話を聞いてみようと思い立ったそうです。2014年の秋に、Romney Smeeton と会った際、そのことを口にしたら、Romney は「君がやらなければ、他に誰もやらないよ」と言って励ましたそうで、そこから、Shirley の数々のインタビューが始まります。
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左:Federation Uni の Reeves教授  中央:著者 右:Romney Smeeton

患者の他にも、トムの家族(妹、娘)やトムのクリニックで助手をしていた人への過去のインタビューの記述、トムのクリニックで直接学ぶことを許された6人の Tom's boys の中の3人、そしてトムが影響を受けたと思われるマッサージセラピストなどの飾ることのない言葉が、トム・ボウエンの人となり、そして施術の様を浮き彫りにしていきます。

トム・ボウエンは、現在生きていれば100歳。トムに実際に診てもらえた幸運な患者たちも、高齢になってきているし、できるうちに、トムの手技がどのようなものだったのか。すでに没後30年もたつのだから、それぞれの人たちの当時の話を記録することができたのは、大いに意義のあることだと思います。

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本に出てくる、インタビューされた、トム・ボウエンの患者の一部。


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アプリ iBowen

時々、旅行で日本へ行く人から、日本でボウエンが受けられるかと聞かれるのですが、まだ全国にプラクティショナーが2人。で、お二人とも忙しくて、すぐには予約も受けられず。
また、体が不自由な方、寝たきりの方が、出張で来てくれないか、と問い合わせていらっしゃることもあるのですが、そこまで手が回るくらい、これから、どんどんボウエンのプラクティショナーが全国各地に増えていくことを願っています。

現在、世界中のボウエンのプラクティショナーが検索できるアプリがあります。http://www.ibowen.ca/en/index.html

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お忙しい中、ボランティアで登録をやってくださっている Louise Tremblay に、複数のオフィスを登録できるか連絡をとっているところなのですが、これから、ボウエン・スクール・ジャパン®の卒業生も続々とここに登録していきます。

1月からは新しく、ボウエン・テクニックのモジュールのクラスが始まります。
ボウエン・テクニックとはどういうものか、興味があるので質問したり施術を受けて実際に体感してみたいという方もいらっしゃるので、1月中旬、何日か東京で施術します。
後日、ボウエン・スクール・ジャパンのホームページで日程などお知らせしますが、他にも何かありましたら、
Bowenschooljapan@gmail.com までお問い合わせください。



Profile

Bowen Japan

Author:Bowen Japan
日本人初のボウエン・テクニックのインストラクター。American Bowen Academyにて、マスタークラス修了後、ABAのアソシエイト・インストラクターとしてカリフォルニア州と東京、千葉でクラスを指導のち、Romney Smeeton氏に師事する。現在は、カリフォルニアと日本で施術しつつ、日本でのセラピスト育成のためにBowen School Japan®にてクラスを開催している。

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