オーストラリアへ(2)ボウエンの弟子たち
Geelong には、多くのセラピストがいるようで、トム・ボウエンのオフィスだった場所の通りには、オステオパスがいたり、別のオフィスだった家の隣はフィジカルセラピー、トムが使っていた大きな建物の中にも何人ものセラピストが現在入っていました。
田舎町だと思っていたGeelong は、私が住む、北カリフォルニアの町に比べたら、人口も多く、かなりの都会でした。

トム・ボウエンのもとには、その奇跡的なテクニックを習いに来た人が何人もいたものの、トムが才能がないと判断した人は戻ってこなくていい、と言われ去っていき、トムがテクニックの真髄を理解したと認めたのが、6人の「トムズ・ボーイズ」と言われる、当時の若者たちでした。
Nigel Love 逝去
Keith Davis
Kevin Neave 逝去
Romney Smeeton
Kevin Ryan
Ossie Rentsch
6人のうち、Nigel Love と Kevin Neave の二人は亡くなっており、当時の若者たちも、いまでは60代、70代です。
現在でも、フルタイムで施術を続けているのは Romney Smeeton 氏だけとなってしまいました。
Romney は、先日の Graham Pennington のセミナーでのスピーチの際に
「私は去年、あと20年は現役でやっていくという目標を立てました。けれども、1年がすでに過ぎ去り、もうあと19年になってしまった。」

88歳で引退する予定だそうです。今でも、Romney のクリニックには、多くの人が毎日やってきて、Romney は、本当に休みなく働いています。今回、私はクリニックを見学させていただき、クライアントへの施術を実際に見せてもらっていましたが、一日終わると足が棒、というくらいの精力的な仕事ぶりです。

1986年に株式会社 Bowtech を創った Ossie Rentsch は、それ以前からクリニックで施術をすることからは引退しています。Bowtech は、世界30カ国において3万人以上もの人々に指導してきましたが、そのテクニックは、簡素化され、形式化されていて、習っても実際にどう使っていいかわからないというのが問題です。
実際に習った人たちの中で、仕事としてボウエン・テクニックを続けていける人は5分の1以下、というのは大きな問題でしょう。Ossie 初め、株を所有するシニア・インストラクターたちだけが、使い物にならないことを教えることによって利益を得るピラミッド・スキーム、という批判が上がるのも無理はありません。
また、これまでは、オーストラリアにおいて、ボウエン・テクニックをBowtech から習うことは、「オーストラリア政府公認の学校で習った」「保険が適応できる」というメリットがありましたが、2018年4月には法が改正されて、Bowtech で習っても、ボウエンには保険は適応されないことになります。
今後、きちんと仕事にしていけるセラピストを養成するために、きちんと技術を指導する人が出てくることが、ボウエン界では必然となってきます。
という経緯から、私は Bowtech と同じテキストを使って教えている American Bowen Academy のインストラクターをやめ、Romney Smeeton氏から直接指導を受けることになりました。
2014年から始まり、2015年にはシカゴで1週間の合宿を、

その後はビデオなどから、そして、今回は Romney のクリニックで、実際に施術を見学する機会に恵まれました。
ボウエン・スクール・ジャパンが少人数制で、実際にタッチまで指導していける方法をとっているのは、そうした経緯からなのです。
今回、オーストラリアで学んだことや、話など、フェイスブックやブログには書かないことも多くありますが、クラスで少しずつシェアしていきたいと思っています。

次回、オーストラリアへ行ったら、あとの二人、Keith Davis と Kevin Ryan の話も聞いてみたいと思っています。
田舎町だと思っていたGeelong は、私が住む、北カリフォルニアの町に比べたら、人口も多く、かなりの都会でした。

トム・ボウエンのもとには、その奇跡的なテクニックを習いに来た人が何人もいたものの、トムが才能がないと判断した人は戻ってこなくていい、と言われ去っていき、トムがテクニックの真髄を理解したと認めたのが、6人の「トムズ・ボーイズ」と言われる、当時の若者たちでした。
Nigel Love 逝去
Keith Davis
Kevin Neave 逝去
Romney Smeeton
Kevin Ryan
Ossie Rentsch
6人のうち、Nigel Love と Kevin Neave の二人は亡くなっており、当時の若者たちも、いまでは60代、70代です。
現在でも、フルタイムで施術を続けているのは Romney Smeeton 氏だけとなってしまいました。
Romney は、先日の Graham Pennington のセミナーでのスピーチの際に
「私は去年、あと20年は現役でやっていくという目標を立てました。けれども、1年がすでに過ぎ去り、もうあと19年になってしまった。」

88歳で引退する予定だそうです。今でも、Romney のクリニックには、多くの人が毎日やってきて、Romney は、本当に休みなく働いています。今回、私はクリニックを見学させていただき、クライアントへの施術を実際に見せてもらっていましたが、一日終わると足が棒、というくらいの精力的な仕事ぶりです。

1986年に株式会社 Bowtech を創った Ossie Rentsch は、それ以前からクリニックで施術をすることからは引退しています。Bowtech は、世界30カ国において3万人以上もの人々に指導してきましたが、そのテクニックは、簡素化され、形式化されていて、習っても実際にどう使っていいかわからないというのが問題です。
実際に習った人たちの中で、仕事としてボウエン・テクニックを続けていける人は5分の1以下、というのは大きな問題でしょう。Ossie 初め、株を所有するシニア・インストラクターたちだけが、使い物にならないことを教えることによって利益を得るピラミッド・スキーム、という批判が上がるのも無理はありません。
また、これまでは、オーストラリアにおいて、ボウエン・テクニックをBowtech から習うことは、「オーストラリア政府公認の学校で習った」「保険が適応できる」というメリットがありましたが、2018年4月には法が改正されて、Bowtech で習っても、ボウエンには保険は適応されないことになります。
今後、きちんと仕事にしていけるセラピストを養成するために、きちんと技術を指導する人が出てくることが、ボウエン界では必然となってきます。
という経緯から、私は Bowtech と同じテキストを使って教えている American Bowen Academy のインストラクターをやめ、Romney Smeeton氏から直接指導を受けることになりました。
2014年から始まり、2015年にはシカゴで1週間の合宿を、

その後はビデオなどから、そして、今回は Romney のクリニックで、実際に施術を見学する機会に恵まれました。
ボウエン・スクール・ジャパンが少人数制で、実際にタッチまで指導していける方法をとっているのは、そうした経緯からなのです。
今回、オーストラリアで学んだことや、話など、フェイスブックやブログには書かないことも多くありますが、クラスで少しずつシェアしていきたいと思っています。

次回、オーストラリアへ行ったら、あとの二人、Keith Davis と Kevin Ryan の話も聞いてみたいと思っています。
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