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膝の痛みは首と蝶形骨が原因でした

今日いらしたのは、60代半ばの女性、シンディさん。6年前に3回いらっしゃったことがありました。

最近は、大学生のお嬢さんが、施術にみえていて、膝が痛いお母さんに勧めてくれて、久しぶりにいらっしゃいました。

6年前は、孫を抱くので首と肩が痛いといらしたのですが、今回は左膝が痛いので。
二年くらい前に、ディズニーランドで何時間もビーチサンダルで歩いた時に、左膝が痛くなったのだけど、お嬢さんが毎日のように膝をマッサージしてくれて、今まで何とかやってこられていた。そのお嬢さんが9月から大学へ行ってしまい、マッサージを週末以外にはあまりしてもらえなくなったのと、最近キッチンに長時間立つことが続き、痛みがひどくなってきたとのことでした。

スクリーニングは右の仙腸関節・尾骨と、左の蝶形骨です。

シンディさんには、娘が3人、息子が2人いますが、上の娘さんのご主人は、サクソフォンの演奏家としてコンサートなどをしています。が、本業は病気や怪我などで仕事ができなくソーシャル・セキュリティをもらう人のための申請をすることだとか。なので、医師に報告したりするために、かなり体のことに詳しいそうです。その義理の息子さんいわく「左のハムストリングが引きつれているような状態」だそうです。

確かに、右脚は内側広筋がつれていて、左脚はハムストリングス、腸脛靭帯、がパンパンです。

頬骨筋も硬いので、歯ぎしりをしたり、歯をくいしばることが多いのか聞いたところ「寝ている間、歯ぎしりをしている」とのことです。そして、右の胸鎖乳突筋が硬く、乳様突起のすぐ下にしこりがあります。

蝶形骨ムーブで、しばらくすると首も、頬骨筋も胸鎖乳突筋も緩みました。
さらに尾骨の調整をしたら、骨盤が左右均等になり、つれていたハムストリングスも緩みました。
腸脛靭帯も緩み、立ち上がってもらうと、「膝が全く痛くない! 首もスッキリした。あれ?しこりも消えた!」

ボウエンで、膝が痛いから、と膝のムーブだけをしていては解決しませんね。
このアセスメントの大切さ、原因を見つける練習は、今はモジュール3からしていますが、しつこくモジュール6、7でも復習します。

来月のモジュール7、卒業生のみなさんも、モデルとして是非1時間でもご参加ください。






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アセスメントと施術

本日、Facebookボウエンのグループページ Importance of Symmetry Workshop by Graham Pennigton にアップした記事の翻訳ですが、今週いらした3人の新しいクライアントさんの施術についてです。

いつもは、「こんなはずじゃなかった」とか、「どうしてこうなるの?」みたいな難しいケースを一緒に考えるためにシェアするのですが、あまりにも Importance of symmetry のセオリーに則った「テキストブックケース」(要は簡単に解決した)だったので、他の施術者の励みになるかと思ってシェアしました。全てがこんなシンプルで1回で解決したら楽なのですが、、、

1) 62 years old female. She had very bad "sciatica". Went to see Dr. R (Local chiropractor). He massaged her back and it almost got worse so she came to see me 2 days after. Screening directed to her right TMJ. TMJ (sphenoid)then turn her over. R glutes still tight and kidney warm. Asked if she was stressed or not sleeping, said she had been extremely stressed. Kidney cooled down and low back released 80% after piriformis, SI and hamstrings.
One week later, she said her back is lot better.

「坐骨神経痛」がひどい、と言って来た62才の女性。地元のカイロのR先生のところへ行ったところ、背中をマッサージされて、余計痛みが増したので、その2日後にボウエンに来ました。みたところ、脚の後ろ側の痛みの原因は右の顎関節のようです。仰向けで、右の蝶形骨、顎関節のリリースをしてうつ伏せになってもらいました。右の臀部が硬く、右の腎臓に熱があります。ストレスがたまっているのか、あまり眠れていないのか訪ねたところ、最近ストレスが最高潮だったそうです。腎臓の熱を冷ますことができ、梨状筋、仙腸関節、ハムストリングスのリリースによって、腰の緊張感も8割はなくなりました。1週間後に来た時に腰の痛みはよくなって、眠れたとのことです。

2) 46 years old female with Level 10 neck pain. She cannot raise her shoulder. Screening show her +ve SIJ only. Her L shoulder/ neck were very tight. Did SIJ, then screening is negative. I could get her rhomboid released a bit and turned her over and worked on her scalenes and SCM. Maybe 20% released. R sphenoid move released her L SCM 99%. She came back today and said "I slept so well and my co-workers said my personality has changed! I am much nicer!"

最高のレベル10の首の痛みをもつ46歳の女性。
右肩を90°(肩と水平)以上あげることができません。スクリーニングでは、仙腸関節のみひっかかりましえたが、左の肩、首が硬く、仙腸関節のリリースをして、再び調べるとスクリーニングはネガティブでした。菱形筋を少しだけリリースすることができましたが、仰向けにして斜角筋と胸鎖乳突筋を20%ほどリリースすることができました。
右の蝶形骨リリースによって左の胸鎖乳突筋が99%ゆるゆるに。
今日来た彼女は「とってもよく眠れて、同僚に人が変わったようだと言われました。すごくいい人になったって!」とのうれしい報告。

3) 54 years old male with low back ache. He woke up with level 10 pain. Went to Dr. J (local chiropractic) last week and had his pelvis adjusted. Pain stayed the same so he came to see me. R short leg, CTT +ve. Sphenoid and neck then turned prone, R short leg, SIJ +ve. SIJ done and legs evened out. Walked out pain level 2. I asked him about his neck and he said "I remember my right neck had been very tight for 2 weeks."

54歳の男性。ある日起きたら突然レベル10の激しい腰痛。先週、私がロンドンにいる時に、待ち切れずに地元のカイロプラクティックへ行ったそう。(15歳の時、フットボールで首を痛めた時に、このドクターは治してくれたとか。)今回は、骨盤のアジャストメントをしてもらったけれども、痛みは全く改善せずに、私のところへ来ました。右脚が短く、スクリーニングは頚部ポジティブ。蝶形骨と首の調整をして、うつ伏せになってもらうと右脚が短く、まだ仙腸関節のスクリーニングがポジティブ。船長完結の調整をすると脚がそろい、立ち上がると、痛みのレベルは2。首のことを尋ねたら「ここ2週間くらい右の首がずっと痛かった」とのことです。
腰の痛みも、そこから始まっていたのですね。

この男性のお母さんは、私の長年のクライアントさんです。様子を聞いたら「息子の腰はよくなって、痛み止めものんでない。怒りっぽかったも、よくなった」とのことでした。
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ちなみに、この Graham Pennington の著書は、イタリア語翻訳が完成した、とのニュースをロンドンにいる時に聞きました。カリフォルニアに帰ってきて、昨日ふとフェイスブックを見たら、イタリア語版が出版されたそうです!
フランカ、すごい!負けた、、、、
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日本語翻訳も頑張ります!



イギリスにて その2

今回ロンドンに来た目的は、ある施術家がいて、手術を予定されていた人が、彼の施術を受けたら脳腫瘍が消え、手術がキャンセルになったとか、長い間、麻薬中毒だった人が、彼の施術を何度か受けたら全く別人のようになり、麻薬にも一切手を出さなくなったから、とか聞いて、どんな人なのか会ってみたい。できれば、施術を受けてみたい、と思ったからでした。(ボウエンは関係ありません。)

その話はまた別の機会に、クラスの中などで、いえ、クラスの後でかな、するかもしれませんが‥‥

ロンドン滞在中と言うと、朝起きて、宿で紅茶などを飲み、簡単に朝食を済ませると、その施術家のお宅へ行きます。
1日をそこで過ごし、夕方家に帰って寝る。その繰り返しでした。

イギリスの家では、ほとんどが、洗濯機はキッチンにあります。こんな感じでコンパクト。
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朝はマイ・リビングルームにて朝食。いつもはコーヒーなのですが、なぜかイギリスにいる間は紅茶が美味しく、よく飲みました。
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帰ってくると、地下鉄の駅から宿までは、こんな風景。
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イギリスに来て、何を見たって、、、 博物館にもビートルズの横断歩道にも、ロンドン橋にも、どこにも行ってません。宿と、先生宅の往復のみ。近所のスーパーで食料品を調達。ちょっとロンドンの勤め人の気分の通勤(?)通学(?)の日々でした。

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イギリスにて その1

1995年から、カリフォルニア州に住み、日本とアメリカの往復は頻繁にしておりますが、今回は久しぶり(20数年ぶり)のヨーロッパでした。

空港から宿までは地下鉄を乗り継いでも1時間くらいで着くはずでしたが、入国管理官が2人しかいなかったパスポートコントロールで2時間以上も待ちくたびれたので、エクスプレスに乗ることにしました。ヒースロー・エクスプレスに乗って、15分ほどでロンドン中心に近いパディントン駅へ。くまのパディントンがいた駅。私には、「きかんしゃトーマス」の方が馴染みがありますが、シャーロック・ホームズにも出てくる駅です。

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イギリスには、あまり馴染みがないと思っていましたが、子供の頃は、イギリスを舞台にした小説を読んだりしていたものだなあ、としみじみ。
最近見た映画「ボヘミアン・ラプソディー」の舞台もイギリスでした。

それにしても、出発の前日まで仕事がぎっしりだったのと、「イギリスへ行く」というのがあまりピンと来ていなくて「財布とパスポートさえあれば何とかなるだろう」というような感じで来たので、着いてから焦ったことが一つ。

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携帯や、パソコンの充電をするのに、電気のコンセントの口がすごく大きくて、アメリカや日本の型のは合いません。。。
そういえば、オーストラリアでも変換プラグが必要でしたっけ。なぜか、イギリスにくるにあたっては、そこまで頭が回らなかった。。。

携帯のバッテリーが切れたら、地下鉄と徒歩で宿までたどりつける自信がないので、パディントン駅でUSB で充電できる店があったので、そこで昼を食べながらチャージしました。

駅の案内所で、どこで現金がおろせるか、地下鉄のチャージカードはどこで買うのか、など、質問をしましたが、親切に教えてくれました。

荷物もあったので、結局タクシーで宿まで行くことに。20分くらいで着きました。ロンドンタクシーの運転手さんは、とても親切で、気遣いもこまやか。
赤い二階建てのバスがあちこち走っています。ロンドンだ〜!
アメリカに比べると、イギリスは、道路や車のサイズ、家や庭の感じも日本に近くて、ホッとします。

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宿は、寝室と、リビングとキッチンとバスルームがあり、こざっぱりとしていて快適そうです。
ベッドの脇の引き出しに、なんと、親切なことにチャージャーのアダプターが入っていました。ラッキー!

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Profile

Bowen Japan

Author:Bowen Japan
日本人初のボウエン・テクニックのインストラクター。American Bowen Academyにて、マスタークラス修了後、ABAのアソシエイト・インストラクターとしてカリフォルニア州と東京、千葉でクラスを指導のち、Romney Smeeton氏に師事する。現在は、カリフォルニアと日本で施術しつつ、日本でのセラピスト育成のためにBowen School Japan®にてクラスを開催している。

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