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ムーブとメカニズム

アメリカでは、夏休みが終わり、学校も新たな学年が始まり、3日前にハイスクールのオープンハウスに行ってきました。先生が各教室で、授業の説明などをしてくれます。息子の生物のクラスは、人体模型や顕微鏡などがあり、実験や課題の説明もあり、とても楽しかったです。息子たちは各自、細胞の3D模型をつくる課題を与えられていました。なので、模型ができた際には、このトピック!と思って暖めてきた(一度書いて消えた)ネタをいってみたいと思います。

ボウエン・テクニックの基本の動きは、皮膚に優しくコンタクトして、皮膚を引っぱり、筋肉の縁に沈み、ターゲットとする筋肉の上をゆっくりと優しくロールします。これらの一連の動きは、中には腱や靭帯、関節や神経に施されるものもありますが、ほとんどが筋肉に対してです。いずれにせよ、これらの構造は全て、筋膜のネットワークに囲まれているので、どの構造が活性化されても、生理学的な効果に多少の差があっても、それらをとりまく筋膜は必ず影響を受けます。

筋膜内には、メルケル盤(指や手のひら、足底などの無毛部表皮胚芽層にあるメルケル触細胞と、これに接する神経週末からなる)、マイスナー小体や自由神経終末などの皮膚の感覚受容器以外に、ボウエンの施術中に活性化されるキーとなる内筋膜機械受容器官があります。それは、主に、ゴルジ、ルフィニや間質性受容体などです。このゴルジ、ルフィ二などの受容体は、それぞれが違うタイプの刺激に反応します。

ボウエン・テクニックのムーブの中で、ゆっくりとした部分は、ルフィニを刺激するので交感神経を静まらせ、副交感神経を優位にさせ、クライアントに深いリラックス感を与えます。交感神経の働きを低下させる働きをする受容器官の中には、慢性疾患に関与するとされている高閾値受容器ですが、半分くらいの受容体は低閾値の繊維で、ボウエンのムーブの中にある、ブラシで皮膚を優しくなでるような刺激に反応して迷走神経の緊張を和らげたりします。セッションの中では、ゆっくりとした刺激によって副交感神経を優位にさせ、クライアントにリラックス感を与え(ほとんどの人がウトウトしてしまいます)、筋肉に働きかけるしっかりとしたムーブで、骨格のアライメントを整え(筋肉がシフトするのを感じられることもあります)、皮膚をなでるような刺激で迷走神経の緊張を緩和する、などという様々なことが行われます。

ボウエン・テクニックのこれらのバラエティに富んだ動きのセットが、それぞれのレセプターに刺激を与えるシステムとなって機能しているのです。ですから、体のいろいろな箇所でのテクニックの動きのスピード、刺激を与える角度などは、それぞれに意味があるのです。

息子は、生物の課題を美術の課題なみの細かさで、ほぼ徹夜で作るほどの熱の入れようで、私が眠った後、やっとのこと明け方に仕上がりました。
cell

で、オチは、朝起きて完成した細胞を見たら、動物のではなくて植物の細胞でした‥‥ 
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Bowen Japan

Author:Bowen Japan
日本人初のボウエン・テクニックのインストラクター。American Bowen Academyにて、マスタークラス修了後、ABAのアソシエイト・インストラクターとしてカリフォルニア州と東京、千葉でクラスを指導のち、Romney Smeeton氏に師事する。現在は、カリフォルニアと日本で施術しつつ、日本でのセラピスト育成のためにBowen School Japan®にてクラスを開催している。

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